友人と馬鹿話をしていて、「百兆円あったら何に使うか」という話題になった。
「マンションを買う」 「遊園地を買収する」 「島を買ってハーレムを作る」 などと案を出し合ったが、なかなか百兆円までは使えそうにない。
最終的には「宇宙開発に金を注ぎ込む」という案を私が出し、相手は「星を買って可住惑星に改造する」という計画で落ち着いた。 まあ、意味のない妄想話だ。
ところが数日後、その友人から電話が来た。
なんと「星を買うなら物件を紹介する」という、宇宙人の不動産セールスマンが来たという。
そしてセールスマンは「掘り出し物の可住化可能惑星があるんです。旅行がてら見に行きませんか?」と熱い口調で売り込んできたのだとか。
もちろんそんな金はどこにもない。
「あれは冗談だ」 友人が断ると、宇宙不動産セールスマンは「まったく、地球人はすぐ嘘をつく……」とぼやいて立ち去ったそうだ。
つまり現在の宇宙社会では、百兆円あれば星が買えるということか。
うむ、勉強になった。 |