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トップ - もくじ - No.41~60 - 個別の話44
友人と馬鹿話をしていて、「百兆円あったら何に使うか」という話題になった。「マンションを買う」「遊園地を買収する」「島を買ってハーレムを作る」 などと案を出し合ったが、なかなか百兆円までは使えそうにない。 最終的には「宇宙開発に金を注ぎ込む」という案を私が出し、相手は「星を買って可住惑星に改造する」という計画で落ち着いた。 まあ、意味のない妄想話だ。 ところが数日後、その友人から電話が来た。 なんと「星を買うなら物件を紹介する」という、宇宙人の不動産セールスマンが来たという。 そしてセールスマンは「掘り出し物の可住化可能惑星があるんです。旅行がてら見に行きませんか?」と熱い口調で売り込んできたのだとか。 もちろんそんな金はどこにもない。「あれは冗談だ」 友人が断ると、宇宙不動産セールスマンは「まったく、地球人はすぐ嘘をつく……」とぼやいて立ち去ったそうだ。 つまり現在の宇宙社会では、百兆円あれば星が買えるということか。 うむ、勉強になった。