邪教団「白銀の闇」が、全世界に向けテロを予告した。 彼らが開発した爆弾で「世界を白い闇に塗り潰す」という。
これに対して政府は、「漆黒の光」作戦を発表。 大統領も「暗黒政府は決して白い世界を認めない」と高らかに宣言し、テロに屈しない姿勢を改めて表明した。
一方、各メディアもこの対決を大々的に報道。 新聞の一面やテレビ欄には、連日「黒い正義VS白い悪」「政府の黒い戦略、明らかに」といった見出しが躍った。
騒動が一段落したのち――。
しばらく汚職事件の報道で、メディアが混乱したのは言うまでもない……。
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